学校で習ったこと、三角関数や物理学、英単語など、毎日の生活で本当に使っているだろうか?そう思ったことはありませんか?でも、それが無駄だと思うのはちょっと待ってください。それにはちゃんと理由があるんですよ。
マウスの実験
それを理解するために、マウスの実験の話をします。この実験では、マウスは12の道がある迷路で、好きな餌を探します。
(Cook, R. G., Brown, M. F., & Riley, D. A. (1985).)
マウスは2つの方法で道を選びます。一つ目は「行ったことがある道」を覚えて選ぶ方法。これはちょっと大変ですね。だって、どんどん覚えることが増えるからです。
もう一つは「まだ行っていない道」を選ぶ方法。これは楽ですね。だって、覚えることが少なくなるからです。
実験の結果
実験では、マウスがどちらの方法で道を選ぶかを調べました。結果は面白かったです。マウスは最初の6回は「行ったことがある道」を選び、その後は「まだ行ってない道」を選びました。
勉強する理由
この実験から、勉強する理由が見えてきます。学校で勉強するというのは、まず「行ったことがある道」を覚えるような大変な部分を経験すること。それから、それが終われば「まだ行ってない道」を選ぶような、楽な方法で物事を考えられるようになるんです。
だから、学校で学ぶことは大切なんです。それがこれからの人生のためのスタートラインなんですよ。