ルールデザインを読んで考えたこと
2日ほどで『ルールデザイン』を読み切って、仕事の合間に考えたことをメモとして残しておく。読書メモというより、「実務にどうつながったか」の整理に近い。
人は指標で簡単に動かされる
人は合理的に判断しているつもりでも、指標や見せ方次第で簡単に誤った方向へ誘導される。数値目標、評価指標、チェックリスト——これらは便利だが、設計を誤ると判断を歪める。
一方で、指標をうまく設計すれば、人はほとんどストレスを感じることなく「良い判断」を選びやすくなる。この差を生むのがルールだ。
ルールとは「判断の枠組み」
ルールというと、禁止や義務のような堅いものを想像しがちだが、本質は「人がどう判断するかの枠組み」にある。
アンケートの設問、評価の基準、業務フローの順番。これらはすべてルールであり、判断を助けもすれば邪魔もする。
業務改善=ルールづくり
業務改善というと、効率化ツールや新しい仕組みを入れる話になりがちだが、実際にやっているのはルールの再設計だと思う。
・何を見ればよいのか
・どこまで考えれば十分か
・どうなったら次へ進めるのか
これを決めているのがルールで、データ分析も同じ。分析そのものより、「どう判断するための分析か」というルールが先にある。
ルールは仮説であり、動的なもの
本を読んで一番しっくりきたのは、ルールは固定された正解ではなく、仮説だという考え方だ。
ルールは作った瞬間からズレ始める。だからこそ、結果やデータをフィードバックとして受け取り、更新し続ける前提で設計する必要がある。
長く使われるルールは、完成度が高いものではなく、変わり続けられるものなのだと思う。
おわりに
2日くらいで読んで、考えたことを言葉にしてみる。この一連の作業自体が、かなり良いトレーニングだった。
インプットして終わりではなく、今やっている業務にどうつながるかを考える。しばらくは、この読み方を続けてみようと思う。
