こんにちは。
今日は Dify からの HTTP リクエストをトリガーにして、Power Automate とつなげることができた という話です。

有識者の方からしたら
「それ、普通じゃない?」
と言われるかもしれません。

ただ、現場では技術じゃない壁が意外と高くて、
そこをどう越えたか、という話になります。


Difyは便利。でも使われない

さて、ぼくの職場では生成AIプラットフォームとして Dify を使っています。

Dify は、

  • LLMを「ノード」としてつなげられて
  • ほぼノーコードで
  • 自分専用のAIアプリを作れる

とても素敵なサービスです。

ぼく自身、日々このDifyでアプリを作っていました。

でも、ある問題に気づきます。

どんなに良いものを作っても、使われない。

紹介すると、その場では
「へえ、便利だね」
となる。

でも、実際の業務で使っている人はほんの一部。
正直に言うと、ぼく自身もあまり使っていない

このままだと、
便利なアプリを作っては放置される
ゴミの量産です。


原因を考えてみた

なぜ使われないのか。

  • LLMの性能が悪い?
  • ノードが複雑でレスポンスが遅い?
  • UIが悪い?

どれも一理あるけど、
どうも決定打じゃない。

そんなとき、ふと思い出しました。


「慣れた導線」の強さ

職場では Microsoft Copilot が使えます。
Copilot は Teams の中にいて、

  • Teamsを開く
  • チャットを開く
  • すぐ質問できる

この導線、強い。

ここで腑に落ちました。

人は、慣れ親しんだ導線から外れると、新しいツールを使わない。

Dify も同じです。

  • Difyのサイトを開いて
  • アプリを選んで
  • 入力して
  • 実行して…

そりゃ、やらないよね。

「いつもの業務」から
いかに離れずに使えるか。

そこが本質でした。


Dify × Power Automate を思いつく

そこで見つけたのが、
Dify の HTTP リクエストノード

「これ、他のサービスとつなげられるじゃん」

次に思い浮かんだのが Power Automate

  • Excel
  • Word
  • SharePoint

Microsoft製品とつなげられる。

Difyの出力をExcelに書けたら最強じゃん!

……と思ったのですが。


ライセンスの壁

ここで現実が立ちはだかります。

Power Automate の
「HTTP を受信したとき」トリガー

これ、
プレミアムライセンス必須

使えません。

同じ状況の会社さん、
結構多いんじゃないでしょうか。

「はい、詰み」

……で終わるはずでした。


Teams Webhook に気づく

そんなある日、
Power Automate のテンプレートを眺めていたときのこと。

ありました。

「Teams の Webhook を受信したとき」

しかも、

  • プレミアム不要
  • 標準コネクタ

「……あれ?」


試してみたら、つながった

半信半疑で、

  • Dify から HTTP リクエストを送る
  • Power Automate 側は Teams の Webhook トリガー

という構成で試してみました。

つながりました。

つまり、

  • 単純な HTTP 受信トリガー → プレミアム
  • Teams の Webhook 受信 → 非プレミアム

という、ちょっと不思議な境界がある。


何ができるようになったか

これで、Dify が 業務フローに溶け込む ようになりました。

  • Difyの出力をExcelに転記
  • Word文書を自動生成
  • SharePointに保存
  • そのデータを Power BI が読み込んで可視化

一気に世界が広がります。


おわりに

Dify を使っていて、
Microsoft 製品も入れている。

かなり条件が限られる話ではありますが、
ハマる人にはかなり効く構成だと思います。

「HTTPが使えない」
で諦めず、

意味を変えて、イベントとして流す

現場DXでは、
こういう設計が意外と一番強いです。