こんにちは。中古住宅購入とリノベーションをリアルタイムで検討しているオオハシです。
ぼくの夢は動物ハウスを作ること。
大好きな大型インコに大きな犬に囲まれながら暮らしたいと考えています。
それには広い土地とそれなりの設備が必要。
ぼくは妻と二人暮らし。
世帯年収は700万円程度。しかもぼくは奨学金を返済中。
こんなぼくらで理想のマイホームを建てられるのか。
日々学んだことや体験したことをここに共有します。
さて、今回の記事はぼくもまさに返済中の奨学金について。
貸与型の奨学金を返済中でも住宅ローンを借りられるの?
という疑問を解決できたらと思います。
奨学金を返済中だけど住宅ローンを検討している人は是非チェックしてみてください。
奨学金の返済が住宅ローンに及ぼす影響
奨学金を借りてても住宅ローンは借りられる?
ずばり結論を答えます。
借りる難易度が上がります。
奨学金を借りているから絶対に住宅ローンを借りられなくなるわけではないけれど、奨学金の返済があることによって通常の借りる場合よりも、難易度は上がります。
その理由をこれから解説します。
住宅ローン審査のポイント
そもそも住宅ローンを借りるときは審査があります。
- 職種
- 年齢
- 収入
- 返済負担率
- 結婚しているか
- 勤務年数
- 過去に支払いの滞納はあるか
住宅ローンの審査は上記ような点が重要視されると言われています。
返済負担率が高いと減額、または借り入れができないこともある
上記でもあげた返済負担率という言葉があります。
返済負担率は住宅ローンを借りる人の収入に占める借入額の割合を示した数字です。
銀行はこの返済負担率の基準によって借入額や借入可能かどうかの判断の材料にします。
奨学金はこの返済負担率に含まれてしまいます。
例えば、本来月額11万円の住宅ローンの返済が可能な人が2万円の奨学金の返済があった場合、奨学金分を差し引いた9万円の返済額までしか住宅ローンが借りられなくなってしまうかもしれません。
借りていることを隠してもバレる
奨学金やその他のローンを利用してても、素直に申告しなければバレないんじゃない?
そう思う人もいるかもしれません。
絶対にきちんと申告しましょう。
ぼくらの奨学金やその他のローン、買い物の分割払いなどの記録は信用情報といって、信用情報機関に登録されます。
そして銀行はこうした信用情報機関からぼくらの情報を確認しているので簡単に借入歴などがわかってしまうのです。
また、故意に奨学金やローンを隠してあとからそれがわかった場合、住宅ローン借入額の一括返済を求められてしまうことすらあります。
過去に滞納があると借り入れできないことがある
前の章で説明したとおり、銀行は信用情報機関からぼくらの信用情報を確認します。
これはぼくらの奨学金やローンのありなし、だけではなく返済に遅れたことや未払があったことなどもわかってしまいます。
信用情報機関への登録は基本的に5年間とされています。
つまり5年の間に滞納や未払があった場合は審査が厳しくなる可能性がとても高いでしょう。
逆に5年経てばその情報は信用情報からなくなります。
奨学金返済中の人が住宅ローンを利用するときの対策
奨学金を借りていても住宅ローンを上手に利用するための対策をご紹介します。
安定的な収入を得る
まずは安定した収入を得ることです。
前の章でもあげたように、アルバイトや転職したばかりでは借入自体が難しくなります。
きちんとした収入を安定して得ることから始めましょう。
そもそもそれができていないなら住宅ローンという莫大な借金をするべきではないってことです。
自己資金を多めにする
奨学金を借りている場合、借入額は絞られることが考えられます。
頭金を多く入れられるということで、金銭面について銀行からの信頼が高くなると言えます。
奨学金を繰り上げ返済する
ある程度の自己資金がある場合、住宅ローンを借りる前に奨学金を繰り上げ返済してしまうのも一つの方法です。
全部、または一部でも返済しておくことで返済負担率を下げることができるからです。
自分の信用情報を確認する
銀行がチェックしている信用情報は自分でも確認することができます。
ちなみにぼくもチェックしてみたことがあります。
信用情報をチェックすればもし気づいていない滞納などがあった場合も、上記で上げてきたような対策を早めに打つことができます。
信用情報の開示の方法は簡単です。下記のような信用情報機関へ開示請求するだけです。
また、信用情報の開示は500円ほどかかりますのでご注意ください。
住宅ローンの返済も計画性が重要
ここまでご紹介したように住宅ローンの返済は計画性がとても大切です。
本当にやりたいこととやらなくてもいいことを仕分けする
したがって、お家選びや設計においても、設備や立地、機能など自分たちが本当に必要としているかをよく吟味する必要があります。
やりたいことてんこ盛りでは、予算をオーバーしたときに何から削ればいいかわからなくなってしまいます。
資金計画を立てる
自分たちの毎月の支出はどれくらいなのかを把握しましょう。
実はあまり何も考えずに支出していたものがあったり、もっと別のものに置き換えられたりするかもしれません。
下の表は二人以上の世帯の平均的な毎月の支出です。参考にしてみてください。
項目 | 金額 |
---|---|
食料 | 67,573円 |
光熱・水道 | 22,037円 |
家具・家事用品 | 10,840円 |
被服及び履物 | 6,820円 |
保健医療 | 14,895円 |
交通・通信 | 34,348円 |
教育 | 413円 |
教養娯楽 | 23,118円 |
その他の消費支出 | 55,981円 |
合計 | 236,025円 |
総務省統計局「家計調査 2022年次 世帯人数別(表3-1)」
住宅ローンを比較する
住宅ローンの返済をより有利にするためにも、住宅ローンには様々な商品があることを知る必要があります。
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まとめ
- 奨学金の返済と住宅ローンの関係: 奨学金の返済がある場合、住宅ローンの借りる難易度が上がりますが、借りられないわけではありません。
- 住宅ローン審査のポイント: 職種、年齢、収入、返済負担率などが重要視されます。奨学金は返済負担率に含まれるため、影響を受けます。
- 借り入れの隠しは厳禁: 奨学金やその他のローンを隠しても信用情報機関からバレるため、正直に申告する必要があります。
- 過去の滞納の影響: 過去5年間の滞納や未払いがある場合、審査が厳しくなる可能性があります。
- 奨学金返済中の対策: 安定した収入の確保、自己資金を多めにする、奨学金の繰り上げ返済、信用情報の確認などが有効です。
- 住宅ローンの計画性: 住宅ローンの返済は計画性が重要で、自分たちが本当に必要としている設備や立地、機能などをよく吟味する必要があります。